心ならずとも
ブログの更新が滞ってしまった。
バタフライ効果というのがある。
わずかな変化を与えるだけで、その体系に大きく影響を与えてしまうことを言う。
なぜその話かというと、ポーカーにも同じことが言えると思ったので。
元来ポーカーというゲームはかなりの規律を必要とする。というのも配られたハンド全てでアクションを起こすことがマイナス期待値だからだ。ルースめにどんどん参加するタイプのプレーヤーでも参加率(VPIP)50%とはならない。HUDのスタッツで言えば
VPIP15~25/PFR10~20/AF3~4
位が適正か。基本的にプレーはこの辺りの数字に落ち着くようにしなければならず、それを一つ崩すとなると色々アジャストする必要が出て来てしまう。それでもうまいプレーヤーはそこをしっかり調整するのだろう。
今のは6maxやフルリングゲームでの話。
一方Sit n Go Heads-Upでは話が変わってくる。
相手が一人しかいないという状況下においては、ボードが手札にヒットするのを待つなどと悠長なことは言ってられない。ランクの違う二枚のカードを保持している場合、ボードになんらかの形でヒットするのはおよそ3回に1回。その度に諦めていては話にならないのだ。有名ヘッズアッププロのDaniel Catesのやり方によると、SBからは100%オープン、BBからのコールレンジは42.5%位だという。自分もこのやり方を踏襲しているのだがそれなりに効果はあるようだ。
このsnghuのやり方は6maxとかのやり方とは明らかに大分違うので、一方で慣れてしまった後に違うフォーマットのゲームでうまくギアをチェンジするのは少し難しい。
言うなれば高速で飛ばしてたのに突然一般道を走らされる気分なのだ。
このようにゲーム毎に戦略を変える必要はあって、それでもって他のゲームには影響を及ぼさないように心がけることは大事だなと思いました。おわり。